2022/10/14 17:02

こんにちは!

星です。

突然ですが「B Corp」をご存じでしょうか?
まだ日本では馴染みのないものだと思います。

簡単にご説明しますと、
B Corpは株主だけでなくすべてのステークホルダーに恩恵をもたらす、公益性の高い企業に対する認証制度で、非営利団体であるB Labが運営しています。

B Corp認証にはBインパクトアセスメントと言われる「ワーカー」「コミュニティ」「エンバイロメント」「ガバナンス」「カスタマー」の5つのセクションの評価指標に沿って、その会社が社会に与えるインパクトを測定します。

Bインパクトアセスメントは200点満点で測定され、B Corp認証には最低でも80点以上が必要です。たいていの企業は40~60点、認証企業の平均は95点だそうです。試験後には適正審査があり習得後も3年ごとに更新しなければなりません。

因みに認証を受けている企業は、
先日、全株式を気候変動対策トラストに譲渡したことで話題の「Patagonia」や「Klean Kanteen」「DANONE」「THE BODY SHOP」などがあります。日本では習得している企業は少なく、10数社程度だそうです。

詳しく知りたい方は今年の5月に日本語版が発売されたので読んでみてください。




実はPROLOGもこのB Corpの認証を目標に動いています。
現在評価プロセスの次の段階に進んでおり、評価のさまざまな分野の書類を提出しているところで、今年の後半には認可を受けることができるようになるのではないかと思います。

PROLOGは毎年「サスティナビリティレポート」を作成し公開しています。
毎年、PROLOGの運営は持続可能だったのか振り返ります。
しかし、自分たちで「持続可能だった!」と判断はしません。それは自分達視点での判断は自分たちのバイアスを超えて見ることが難しく、信頼に値しないと考えるためです。そのためにもB Corpの認証は彼らにとって、とても重要な事なのです。

サスティナビリティレポートではBインパクトアセスメントにも沿った内容になっています。
スタッフ、店やロースターの目標管理、離職率、サプライヤーの社会的な目標、水や電気、温室効果ガスの排出量、ゴミの量等の全てが数字のデーターとして記載され、前年との比較や次年度の目標数値、施策が記されています。

興味がある方はお店にプリントアウトしたものを用意していますのでお声がけください。

彼らのサスティナビリティな活動は別の会社にとっては全く異なる場合もあります。しかし異なる企業でも多くのことを共有し、より多く、より持続可能な方法で前進するために助け合うことが出来るます。そのために彼らは前回記事の透明性やサスティナビリティレポートを公開し共有しているのです。

サスティナビリティレポートの最後はこう締めくくられています。
「世界をより持続可能な進化へと導くために、企業として、これは互いに別々に行うことではなく、共に行うことなのです。」